含翠庭の猫
含翠庭の前で猫にあった。
とても大きな猫だった。
ゆっくり近づくと、ごろんと仰向けになった。
撫でろって?
撫でるとも!
毛並みツヤツヤ、手触りふかふか。
大事にされているんだね。
背中を撫でると、尻尾をピンと立てて甘える。
大都会で猫に遭っても、触れないことがほとんどだ。
警戒され、逃げられてしまう。
出張で毎年大分に行くんだけど、
大分の猫は人なつこくて触れることが多い。
今まで逃げられたことが一度しかない。
猫をいじめるような人がいないんだろうな。
大分もじゅうぶんに都会なわけだけれど、
100万都市とはやはり違うらしい。
地元で初めてよその猫を思う存分
撫でさせてもらった。
お庭を回る前に撫でて、
回った後も待っててくれて
また撫でることができて、
とてもうれしかった。
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